【次回開催未定】 DTPオペレーションに必要な「文字組みの基礎を正しく学ぶ」(2日間) 〜賢いページ、美しい誌面づくりの基礎知識〜
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【次回開催未定】 DTPオペレーションに必要な「文字組みの基礎を正しく学ぶ」(2日間) 〜賢いページ、美しい誌面づくりの基礎知識〜
美しい誌面を実現するために必要な文字知識の技術とルールを学ぶ
今では、文字を入力し、読みやすい誌面レイアウトを考えることは、プロでなくともパソコンとプロの技が組み込まれたソフトがあればできてしまう。しかし一方、DTPシステムを持ちながら、最も多い外注がデザイン、レイアウトであるというのも事実だ(社内報の77.4%がレイアウトを外注。日本経営協会調べ)。
頁物レイアウトには文字センスが必要であり、印刷品質そのものを決定する大きな要因であることがその理由だろう。
デザインやレイアウトは、環境さえ整えば、誰にでも出来るというわけではない。
道具は同じでもプロとはなにが違うのか。また,プロに必要な知識とセンスとはなにか。
センスのよし悪しは 単なる好みの問題ではない。
それは長い歴史と技術の変遷から生まれた方法論の上に立つものだ。
簡単に言えば、技術とルールを知ったうえでのスキルである。
プロとしての組版・レイアウトのスキルを修得
技術とルールには組版の問題が大きい。「ボックス」にテキストを流し込んだだけでは日本語組版にはならない。
長年にわたってつちかわれた組版上のルールや習慣を知り,これに対応した仕上げを行う必要がある。
プロとしては,そのルールの背景も身につけたい。組版・レイアウトのルールを学んだうえでDTPソフトを駆使すれば、美しく満足度の高い誌面を提供できるはずである。
本講座では、DTPで品質が落ちたと言われる日本語組版の基礎問題を2日間で学ぶ。タテ組とヨコ組、書籍と雑誌などの分野に分け,美しいレイアウトの骨格である文字のあつかいを,基本から考えたい。
*なお本講座は、QuarkXPressやInDesignを事例としますが、組版ソフトのオペレーション研修ではありません。
*より理解を深めたい方は組版レベルアップ講座「ちょっと難しい組版原則を学ぼう 」をお薦めします。
- 日本語組版の考え方や基本ルールからしっかり身につけたい方。企画デザイン部門、制作部門でDTP組版の経験がまだ浅い方。
出版社、出版プロダクションの編集担当の方。
大西 哲彦(編集者・エディトリアルデザイナー 日本エディタースクール講師)
印刷学会出版部勤務を経てフリーランスで書籍・雑誌の企画・編集・製作・ライターに携わる。「活版での本づくりの技術と精神を現代のコンピュータに生かそう」をモットーにDTP、造本設計とタイポグラフィ、エディトリアルデザイン、印刷概論などの講座を幾つかの大学・専門学校・研究機関で歴任。コンピュータと小型活版印刷機が自室に並び自ら活字を組んで名刺や年賀状を印刷することを趣味にしていた。著書・共著に『ユーザーのための写植ガイドブック』『印刷営業マンハンドブック』『DTP&印刷 スーパーしくみ事典(創刊1999年版-2004年版)』『字の匠--Historical Tour of Typography--』ほか多数。
開催日 |
時間 |
【次回開催未定】 |
10:00〜17:00(2日間とも) |
公益社団法人日本印刷技術協会 セミナールーム
住所:東京都杉並区和田1-29-11(丸の内線中野富士見町駅下車 改札口より徒歩約5分です。)
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文字の基礎知識
- 書体とは
- 文字のデザイン
- 日本語と欧文(1バイト&2バイト)
- 記号類
書籍と雑誌の違い
ページ誌面のルール(タテ組とヨコ組)
- マージンと基本版面の上手な決め方
- 基本フォーマットの決め方
- 扉の入れ方、作り方
- 見出しの分類と大きさ
- 柱とノンブルのルール
- 注の種類とレイアウトとの関係
- 表組みの良し悪し
- 図版と写真の入れ方
- キャプションとは
- 参考文献の入れ方
「行」の組方ルール(タテ組・ヨコ組)
- 禁則ルール
- 句読点、括弧の組み方と処理
- ルビの原則
- 傍線・傍点の組み方
- 日本語の中の欧文
- 日本語の中の数字(漢数字と欧数字)
- 誤った記号の使い方
本文と前付け/後付け
- 前付とは/後付けとは
- 本文と異なる扉/口絵/目次/後書き/奥付
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