イトウ先生のTipsnote Premiere Pro CC 2015・デュレーションの補間方法

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【 Premiere Pro CC 2015:デュレーションの補間方法 】 

今週は、Premiere CC 2015から、スローモーションやラプスのビデオを作成するときに使える、「デュレーションの補間方法」についてご紹介します。
特にスローモーションを作成する際、60fpsからのレートダウンであればいいですが、30fpsから作成する場合には延ばす時間によってはどうしてもカクカクしたものになりがちです。Premiereでは、デフォルトエフェクトの「タイムリマップ」や「速度・デュレーション」を使用してスローモーションやラプスを作成しますが、CC 2015から、デュレーションの変更時に効果を発揮する「補間」機能が追加され、この機能を使用すると30fpsのビデオからでもなめらかなスローモーションを作成することが可能になりました。
ビデオクリップに応じて、「補間」の中からいくつかの設定を都度選び直して、レンダリングして試して見る必要はありますが、CC2014からスローモーションを作成するよりもきれいに作成可能ですので、ぜひ使ってみてください。

さっそくやってみよう!

ビデオをシーケンスにクリップとして配置した後、クリップメニュー>速度・デュレーションを選択し、デュレーションを変更しますが、このときCC2015では「補間」という項目が追加され、補間方法を選択することが可能になりました。

Prcc15_op001

フレームブレンドは(AfterEffectsにもありますが)、必要に応じてフレームとフレームの間のブレンドを実行して滑らかにするものです。途中をブレンドするため滑らかな動きが期待できます。
フレームサンプリングはフレームを繰り返し、または削除することで目的のスピードにあわせます。コマアニメをさらにスローにする場合等にはいいでしょう。
オプティカルフローは、ピクセル分析とピクセルモーション予測に基づいて新しいビデオフレームを作成する補間方法で、背景と被写体とのコントラストが高く、背景がほぼ動かずに被写体がブレなく動くようなビデオに有効です。 通常の風景や旅行で撮影したビデオなどをスローモーションにする場合は、フレームブレンドで行うといいでしょう。 オプティカルフローは、昆虫や植物など、物体の動きを観察する目的で撮影したビデオなどをスローモーションに変更する際に使用するといいと思います。
なお、補間方法のデフォルト設定は、クリップメニュー>ビデオオプション>補間、から、デフォルトで使用する補間方法を選択しておくと、その設定がデフォルトとして使用されます。

Prcc15_op005

また、ファイルメニュー>書き出し>メディア、から書き出す際、書き出し設定のウインドウ内にもこの補間が搭載され、フレームレート変更時の補間方法としても使用できるようになっています。

Prcc15_op006

実際に書き出したビデオ(順番に見てください)

まずは、オリジナルを見てください(15秒・音は鳴りません)



次に、これをCC2014で、デュレーションを50%にし、倍の長さに変更したものが以下のビデオになります(30秒・音は鳴りません)。



次にCC2015で同じくデュレーションを50%にし、倍の長さに変更したものが以下のビデオになります(30秒・音は鳴りません)。補間方法は「フレームブレンド」で行っています。



よーく見比べるとわかりますが、CC2015のフレームブレンドで補間したビデオの方が、CC2014で書き出したものよりも滑らかに見えます。あまり違いがわからなかった場合には、観覧席の上にある鉄格子のような部分に注目しながら、もう一度再生して見比べてみてください。

なお、このビデオは「オプティカルフロー」での補間には不向きのようで、オプティカルフローで補間すると以下のようになります。結構ノイズが入っているのがわかります。



このように、ビデオの種類によって補間方法は変更しないといけませんが、デュレーションを変更した後は、実際にレンダリングする前に必ず、シーケンスにインとアウトを設定し、インからアウトでエフェクトをレンダリングして問題がないことを確認してからレンダリングするといいでしょう。インからアウトでレンダリングした時点でプログラムモニター上でノイズが確認できる場合は、補間方法は変更の必要がある、ということになります。

いずれにしても、スローモーションの作成は、CC2015からの方がきれいにできると思いますので、ぜひC2015で行ってみてください。ところで毎年6月は、Adobe CCの新しいバージョンが出てくる時期ですので、そろそろCC2016が登場するのではないかと思いますが、Premiere Pro CC2016では、どうも8KやVRビデオなどにも対応するようです。今後に期待です。

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