

このセミナーは、縦組み・横組みのページもの及び見開きパンフレットのサンプルを作りながら、InDesignを使ったDTPを習得するセミナーとなります。
主に書籍、小冊子、カタログ、社内報、広報紙などのページもの制作に必要な、InDesignの基本機能と基本操作の習得に重点を置いており、最終出力は紙媒体とPDFを前提にしたトレーニングになります。
まったくのゼロからデータを作成することはもちろん、InDesignの過去データの活用法(既存データの構造理解)、IllustratorやPhotoshopとの連携、ページネーション、画像の一括操作、縦組み専用機能の習得、文字組版、プリントアウト、PDF書き出し、印刷会社への入稿など、DTPに必要な一通りのカリキュラムが網羅された内容になっています。
なお、この講習では、過去バージョンのインデザインとの最新版との違いも合わせてご説明しますので、まだ最新版のInDesignに移行されていない方もふるってご参加ください。

- Adobe InDesignを使って、紙面制作、特にページ物の制作ができるようになります。
- 基本操作の習得に加え、文字組版、縦組み専用の機能、印刷会社への入稿など、InDesignを使ったDTPに必要な全般的なスキルが身につくようになります。
- 紙面制作において、Illustrator、Photoshop、InDesignのうち、どの部分の作業をどのアプリケーションで行えばいいか、などの判断がつくようになり、効率の良いDTP作業が行えるようになります。

- IllustratorとPhotoshopの使用経験がある方(推奨)
- これからAdobe InDesignを使って、紙面制作を行う方

このトレーニングは、ご自宅・勤務先にて受講可能な、オンライン受講(ライブ配信)のトレーニングです。
●オンライン(ライブ配信)での受講
このトレーニングはiPadにて、オンライン(ライブ配信)によりご受講いただけます。(iPadをお持ちでない方は、iPadレンタル込みのトレーニングもご用意しております)
なお、ライブ配信の受信に際し、新規の通信料はかかりませんのでご安心ください。
また、ご受講いただく環境(ご自宅または勤務先等)に以下の環境が必要となります。
- 受講を希望される講座(と同じバージョン)のアプリケーションがインストールされたPC(Windows10以降またはMacintosh)
- 上記PCの、有線によるインターネット接続環境(光回線)
- スマートフォン(受講前の通信テスト用)
なお、お申込みいただく前に通信テスト(無償)を行い、通信の確約が取れてからお申込みいただきますので、お申込み前にお問い合わせください。お電話にてナビゲートしながら通信環境の設定をいたします。
オンライン受講(ライブ配信)の詳細は、以下のページをご確認ください。
オンライン受講(ライブ配信)について
また、iPadレンタル込みのトレーニングをお申込みいただく場合、別途【iPadレンタル・往復配送料】
と【iPad・損害補償】の商品も合わせてお申込みいただきますので、予めご了承いただけますようお願いいたします。

●全般
InDesignとは、主にプリントアウトを目的としたページレイアウトソフトです。
アプリケーションのインターフェイスはIllustratorと似ていますが、文字組版機能に非常に長けているため、各パネルから派生するサブメニューなどは、Illustratorに比べ、特に文字周りの機能においては圧倒的な機能差があります。
さらに、InDesignはプリントアウト以外にも様々なアウトプット先を用意しており、使用目的を変更することで、以下のようなメディアにもアウトプットすることが可能です。
- 電子書籍(EPUB)
- xhtmlファイル
- 動画やサウンド付きの(暗号化した)PDFファイル
Illustrator、Photoshop、AfterEffectsやPremiere Proなどで作成したデータは、InDesignの中に取り込み、これら様々なアウトプット先で使用する素材として活用することが可能ですので、DTP・Web・アニメーションなど、様々な業種を横断的に使用できるアプリケーションといえるでしょう。
●Web業界
Web業界の方は、以下のようなケースの場合、このInDesignを習得しておくといいかと思います。
- 電子書籍(EPUB)作成
- 紙媒体のお仕事も並行して行う場合
電子書籍は、ファイルの中身がXHTML・CSS・XMLでできているため、ソースの解釈ができれば通常のテキストエディタやDreamweaverなど他のWeb系アプリケーションでも作成することは可能ですが、電子書籍はページを構成するHTMLやCSSの他に、書誌データなどをXMLで作成し、画像などの関連ファイルも含めEPUBとして圧縮するまでを一連の作業とするため、完品にするためには複数のソースの作成が伴います。
InDesignを使用することで、このEPUBへの圧縮までを全てアプリケーション操作で行えるため、書き出した後にEPUBを若干ソースレベルで手直しする、などの作業で作成することが可能になります。
また、CSSと同様にスタイルを適用することでテキストのレイアウトを行う仕様になっており、スタイル名はCSSでのクラスやIDの命名規則で作成し、そのままCSSに書き出して使用する、というようにデータを作成するため、CSSの理解があるとよりInDesignでのデータ制作の意味も理解できるかと思います。
●DTP業界
DTP業界の方は、過去、QuarkXPress・Pagemaker・EDI Colorなどのページレイアウトソフトの経験がある方もいらっしゃるかと思いますが、基本的にオペレーションは違えどアプリケーションの役割は同じですので、これらの経験がある方は、操作の習得は早いかと思います。
また、Illustratorでの操作感も加わっているため、何かしらAdobe関連のソフトの経験がある方は、それほど違和感なく操作の習得が可能かと思います。
また、InDesignでは、IllustratorやPhotoshopの連携が強く、Illustratorで作成したオブジェクトは、InDesignの中にコピーペーストで貼り付けることが可能(InDesignで作成したオブジェクトの扱いになる)です。またPhotoshopのレイヤー付き画像は、レイヤーの表示非表示をInDesign側からコントロールできるなど、非常に各アプリケーション間での連携も取れているアプリケーションです。
このトレーニングで習得できるスキルは以下のようなものになります。
○ IllustratorとInDesignの違い
ページ物のデータは(作ろうと思えば)Illustratorで作成することも可能ですので、「IllustratorとInDesignは何が違うのか?」とお考えになる方もいらっしゃるかと思います。
確かにIllustratorでもページ物を作成することは可能ですが、Illustratorの場合、ページ物を作成するに当たっては、ページ物制作に関する以下のような部分でInDesignに劣る部分があります。
- 各ページに共通するオブジェクトを自動で複製しながらページを増やしていく仕組み
- コンテンツの入れ替えを伴う、ページの入れ替え
- ページ内コンテンツやページのサイズ変更が発生した場合の処理
Illustratorは、1つのデータ内に最大1000のアートボードを内蔵できるため、考えようによっては1000ページのページ物であればできないことはありませんが、Illustratorの場合は、ページ間でのコンテンツの連携がInDesignほど考慮されてはいないため、1ページ1ページを手動で作成する、という考え方がどうしても色濃くなってしまいます。
確かに、いろいろなオブジェクトも作成でき、画像も貼れるため、すべてをIllustratorで行ってもいいのでは?と考える方もいらっしゃるかと思いますが、Illustratorでのページ物制作は、どちらかというと力技で作成するイメージが近いかと思います。
一方、InDesignの場合は、前のページのレイアウトを引き継いで新規ページを作成したり、ページ同士の順番入れ替えがあっても、ページ内のコンテンツを動的に自動修正していく機能がIllustratorに比べて長けています。また、1000ページに及ぶページ物でも、例えば20〜50ページ程度のデータを複数作成し、プリント時にそれらのデータを結合して1冊1000ページの本に見立ててプリントする、などページ物の編集に特化した機能が多々含まれるため、ページ物制作のことを前提に作られているアプリケーションになり、逆にIllustratorのように複雑なイラストを描く機能は持っていません。
そのため、Illustratorでもページ物データはできますが、Illustratorで作成するとあまり効率的ではなく、力技でのデータ制作になってしまう、とお考えいただければいいかと思います。Illustratorはもともと、ベクトルデータを作成するためのアプリケーションになります。
IllustratorもInDesignも、それぞれ役割に応じた使い方をしていくといいかと思います。
●映像業界
映像業界の方は、紙媒体を作成する、という仕事を兼務するようにならなければ、あまりこのInDesignを使用する機会はないかもしれません。
ただし、ビデオのデータはInDesignに貼り込み、PDFに書き出すことで、ビデオが再生するPDFを作成することが可能で、そのビデオ付きPDFは暗号化することが可能です。
AfterEffectsなどで編集した動画を、PDF内で文字や画像と一緒にページとして仕上げ、メールで配布可能なPDF資料をInDesignから作成することが可能ですので、こういった使い方ある、ということを覚えておくと活用方法がでてくるかと思います。

このセミナーでは、InDesignを使って、縦組み・横組みのページもの及び見開きパンフレットの制作方法を学習し、既存(過去)データの活用方法や、IllustratorやPhotoshopとの連携、効率のよいデータ制作方法、文字組版、印刷会社への入稿まで、DTPに必要な一連の操作・方法を学習します。
InDesignは、他のアプリケーションに比べると機能は多いですが、特にInDesignを使った紙媒体の制作に重点を置いたセミナーとなりますので、紙面制作に特化した機能を習得することが可能です。
なお、過去にInDesignのトレーニングを受講された方が、全国広報コンクール 広報紙(町村部)2席を受賞されました。以下は、長野県小布施町の方の作品の一部です。
【InDesign 2020・DTPセミナーの一歩先は…】


伊藤 和博
株式会社イマジカデジタルスケープ
トレーニンググループ・トレーニングディレクター
講師歴25年。講座開発数200以上。
総合商社のスクールでMac/Winを使ったDTP/Webトレーニングスクールの業務全般を担当。大手PCメーカー、プリンターメーカー、化粧品メーカー、大手印刷会社、大手広告代理店、新聞社、大手玩具メーカー、大学、官公庁、団体などに向けたトレーニングなど幅広い企業の人材育成に携わる。
現在は、イマジカデジタルスケープにてAdobeCCを中心としたトレーニングの企画、講師を務める。Adobe認定エキスパート、アップルコンピュータ認定技術者、CIW JavaScript Specialist、CIW Web Design Specialist。

開催日 |
時間 |
【近日開催予定】
お申込締切
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10:00〜17:00(1日目:6時間) 10:00〜13:00以降予定(2日目:3時間以上)
※同時参加者数への対応および通信回線のトラブル等を考慮し、2日目の終了時刻は延長する可能性が多分にございます。予めご了承いただけますようお願いいたします。
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配信元:イマジカデジタルスケープ・トレーニングルーム
住所:東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷道玄坂東急ビル8F
(JR「渋谷」駅西口より徒歩5分、国道246号沿い)
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