イトウ先生のTipsnote Photoshop CC 2018 の新機能:曲線ペンツール

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【 Photoshop CC 2018 の新機能:曲線ペンツール 】

こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。
今週は、Photoshop CC 2018から新機能で「曲線ペンツール」をご紹介します。
曲線ペンツールは、通常のペンツールとは違って、主にクリックとダブルクリックで描画するペンツールとなります。方向線と方向点を持たないベジェ曲線が描画されるため、従来のペンツールの操作に慣れている方は操作に戸惑う部分があるかもしれませんが、操作に慣れると作図する際の手数をペンツールよりも節約でき、効率良く曲線や直線を描画することが可能です。
曲線ペンツールで作成したパスは、シェイプや通常のパスとして使用することが可能ですので、ぜひ使い方をマスターしてみましょう。

さっそくやってみよう!

まずは、任意の画像を開いて曲線ペンツールを選択し、画像の任意の箇所でクリックします。通常のペンツールと違って、描き始めの最初の動作はクリックのみとなり、最初からドラッグでスタートすることはありません。

PScc18_CP002

次に、任意の箇所で2点目を設定しますが、この時2点目の操作で3点目以降に作成される線が曲線か直線になるかが決まります。この2点目を設定する際に、クリックまたはダブルクリックを行いますが、まず、2点目は、クリックしてもダブルクリックしても、1点目と2点目の間の線は直線になります。

PScc18_CP003

ただし、次の3点目を設定する際、この2点目を「クリック」で設定した場合は、次の3点目でクリックしようがダブルクリックしようが、1-2-3点目の間がすべて曲線になります。

PScc18_CP004

この2点目を「ダブルクリック」で設定した場合は、次の3点目でクリックしようがダブルクリックしようが、1-2-3点目の間がすべて直線になります。

PScc18_CP005

同様に次の4点目を設定する際、3点目を「クリック」で設定した場合は、次の4点目でクリックしてもダブルクリックしても、2-3-4点目の間がすべて曲線になり、4点目を「ダブルクリック」で設定した場合は、次の4点目でクリックしてもダブルクリックしても、2-3-4点目の間がすべて直線になります。

このように、曲線を描く場合はクリックでアンカーポイントを設定していき、直線を描く場合は、ダブルクリックでアンカーポイントを設定する、ということを反復して線を描きます。曲線から直線に切り返して描く場合は、2点目はクリック、3点目はダブルクリック、というように描きます。
このように、曲線を描く場合はクリックでアンカーポイントを設定していき、直線を描く場合は、ダブルクリックでアンカーポイントを設定する、ということを反復して線を描きます。曲線から直線に切り返して描く場合は、2点目はクリック、3点目はダブルクリック、というように描きます。

PScc18_CP006

曲線ツールでの編集

一度描いた線の編集は、すべて曲線ツールのまま行うことが可能です。アンカーポイントを動かす場合は、曲線ツールのまま、動かしたいアンカーポイントをドラッグ、曲線と直線を変更する場合は、アンカーポイントの上でダブルクリックすると切り替えることが可能です。

PScc18_CP008

セグメントの途中にアンカーポイントを追加する場合は、セグメント上をただクリックします。アンカーポイントを削除したい場合は、削除したいアンカーポイントを選択し、delete【Delete】キーで削除します。

PScc18_CP010

なお、ラバーバンド効果といい、曲線を構成しているアンカーポイントを動かすと、隣接しているアンカーポイントからなる曲線が自動的に調整されます。
PScc18_CP011

このラバーバンド効果を使用せず、単にアンカーポイントを動かしたい場合は、commnad【Ctrl】キーを押しながら、アンカーポイントを動かします。

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従来のペンツールに慣れている方は、Rの調整を方向線で行わない、曲線の描画はドラッグではなくクリックする、という動作の違いに少々戸惑うかもしれませんが、使用頻度を上げると従来のペンツール同様スムーズに線を描けるようになりますので、従来のペンツールの操作に不慣れな方は、ぜひ試してみてください。

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