イトウ先生のTipsnote InDesign CC 2018 の新機能:目次の強制改行を削除

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【 InDesign CC 2018 の新機能:目次の強制改行を削除 】

こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。
今週は、InDesign CC 2018から新機能で「目次の強制改行を削除」をご紹介します。
InDesignの目次機能はすでにご存知かと思いますが、目次作成のために抽出したテキスト中に強制改行が含まれる場合、その強制改行を削除して目次を作成する機能が追加されました。これによって、目次の生成後に強制改行のみを個別に取り除く、という必要がなくなりました。
多くの場合、目次として抽出するテキストは見出しなどに相当する箇所から抽出するケースが多いと思います。この場合、見出しの文字サイズは実際の目次に使用する文字サイズよりも大きく、一方、抽出したテキストを目次として使用する場合、見出しの文字サイズよりも小さく使用するケースがほとんどだと思いますので、目次内のテキストは強制改行無しでつながった1行で使用したい、というケースが多くなると思います。
複数行に渡る見出しの場合は強制改行で改行しているケースが多くなるかと思いますので、マニュアルなどの紙面制作を行っている場合に非常に便利な機能になります。

さっそくやってみよう!

まずはInDesignの強制改行ですが、これはすでにご存知の方も多いかと思いますが、強制改行したい箇所にカーソルを入れておき、shift【Shift】+retuen【Enter】で改行します。複数行に渡る見出しなどはこの方法で改行するケースが多いかと思います。

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ただし、目次の機能は段落スタイルが適用されたテキストから文字列を抽出するため、このように行長の長い文字列、強制改行を含んだ文字列から目次を作成すると、以下のようになってしまいます。

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そこで、一旦目次を作成した後に、検索置換を使ってこの目次の中から強制改行のみを削除する、ということを行ってテキスト成形を行う、というのが従来の方法でした。

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InDesign CC 2018では、抽出したテキスト内に強制改行が含まれる場合、この目次内の強制改行を削除して目次を作成する機能が追加されました。

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この機能の追加によって、強制改行を含んだ文字列からの目次作成に修正の必要がなくなり、一発で以下のような目次を作成できるようになりました。

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書籍や教材、マニュアルなどを作成されている方には、この目次の新機能はかかせない機能といえます。この機能の追加によって作業工数が一手間省けることになるかと思いますので、アップデートがまだの方はぜひアップデートして使ってみてください。

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