こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。
先週、ついにAdobe CC 2019が2020バージョンへとバージョンアップされました。今回のバージョンからアプリケーション名に「CC」の文字がなくなり、Illustrator 2020、Photoshop 2020などの名称になりました。
今回も数々の新機能を搭載してそれぞれにバージョンアップを遂げているようですが、今回はPremiere Pro 2020の新機能から「オートリフレーム」をご紹介します。
InstagramやFacebook等、様々なソーシャルメディアチャネルにビデオをアップする際、16:9のビデオの縦横比は、正方形の1:1や9:16などの縦長の縦横比に変更になる場合があります。この「縦横比が変更される」ことにより、ビデオの比較的外側(両サイド)に映っている映像は、トリミングによって欠けてしまいますが、今回のこの「オートリフレーム」の機能は、ビデオに映っている被写体をビデオの中心に映したまま、縦横比を変更する、という機能になります。
この機能は、Illustrator CC 2019で搭載された「コンテンツに応じた切り抜き」や、InDesign CC 2019で搭載された「内容を自動認識に応じて合わせる」の機能と同様に、Adobe Senseiの技術を使用しているようで、常に被写体がフレームの中央にポジショニングされるよう、キーフレームをすることで実現している機能になります。
InstagramやFacebookで縦横比1:1以外のビデオをアップすることも可能ですが、SNS含め、縦長のスマホで見る場合など、様々なデバイスでビデオを見る場合に非常に便利な機能ですので、ぜひアップデートして使ってみてください。
なお、Premiere Pro 2020含め、Adobe 2020バージョンですが、Mac OSはmacOS High Sierra以降のOSが必要になりますので、OSのアップデートがまだの方は合わせてアップデートして使ってみてください。