こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。
今回は、Illustrator 2022、5月アップデートから新機能で「3D・マテリアル・遠近感(パースペクティブ)」をご紹介します。
3D・マテリアル関連の機能に関しましては、数回にわたって過去ブログでご紹介してきましたが、5月アップデートから遠近感(パースペクティブ)を設定する機能が加わりました。
望遠レンズで見たような遠近感や、広角レンズで見たような遠近感が得られるようになりましたので、この辺りの機能をご紹介したいと思います。
さっそくやってみよう!
2022年5月アップデートより、3Dとマテリアルパネルのオブジェクトタブに、「遠近感」が追加されました。平面、押し出し、回転体、膨張のいずれでも遠近感の設定が可能です。
遠近感は、0度から160度の範囲で設定することができ、押し出し、回転体、膨張のそれぞれに90度の遠近感を設定すると以下のようになります。角度の数値を小さくすると、カメラの望遠レンズで見たような遠近感になり、大きくすると広角レンズで見たような遠近感になります。
シャドウの遠近感
3Dオブジェクトに、標準、拡散、左上、右面の各プリセットでライトを照射し、遠近感を0度にすると以下のようになります。なお、レンダリングはレイトレースでレンダリングしています。
それぞれの3Dオブジェクトに遠近感を60度で設定したものが以下のものになります。拡散のライト以外jは、遠近感に応じてシャドウの形状にも遠近感が表現されるのが確認できます。
遠近感の表現が可能になったことによって、さらに3Dオブジェクトの表現力が向上しました。サブスタンスの美しいテクスチャと組み合わせることでよりリアルな表現ができるようになりましたので、バージョンアップがまだの方はぜひバージョンアップして使ってみてください。
関連講座
↑ページTOPへ