イトウ先生のTipsnote Illustrator CC 2018:変数パネルを使用したデータ結合・その2

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イトウ先生のTipsnote:目次

【 Illustrator CC 2018:変数パネルを使用したデータ結合・その2 】

こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。
2018年4月となりました。新社会人となりこれから社会で活躍される方、多数いらっしゃるかと思いますが、まずはおめでとうございます。仕事のやり方など、いろいろ諸先輩方に聞きながら頑張ってください。
さて、今週は前回の続きとなりますが、Illustrator CC 2018の2018年3月アップデートから「変数パネルを使用したデータ結合・その2」をご紹介します。
前回のブログでは、エクセルやNumbersでCSVを作成し、Illustratorの変数パネルに取り込み、アートボード上のオブジェクトとバインドさせ、データセットを選択してオブジェクトを入れ替える、というところまでご紹介しました。
今週は、変数とバインド(紐付け)したオブジェクトの複製や、変数でグラフを操作する方法をご紹介します。

変数オブジェクトの複製について

前回の続きから、となりますが、仮にアートボードが複数ある場合で、別のアートボード上にあるオブジェクトを同時に編集する場合は、それぞれのオブジェクトを個別にバインドしておく必要があります。
例えば、アートボードツールでアートボードを複製した後、変数にバインドしたオブジェクトをそれぞれ以下のように変更した、とします。

AICC18_var2_001

AICC18_var2_003

この後、変数パネルでデータセットを変更しても、いずれか一方のアートボード上にあるオブジェクトしか変更されません。

AICC18_var2_004

この場合は、変更されない方のオブジェクトと、変数パネルの変数を再度動的に設定し直し、再バインドします。
変更されない方のオブジェクトと、変数パネル上でのバインドしたい変数を選択し、「・・を動的に設定」をクリックします。

AICC18_var2_008

この時、複製先のオブジェクトと、複製元のオブジェクトの表示状態が異なったまま動的に設定すると、以下のアラートを返します。

AICC18_var2_009

意味合い的には、「仮に2つのアートボードの画像を別々に表示させたままにしておきたい場合は、一旦このアラートを返した後に別名で保存などで保存しておかないと、この後、変数パネルでデータセットを変更することで、2つの画像は同時に変更されますよ」という警告になります。なお、2つの画像を同じ表示状態から再度動的に設定をクリックすれば、上記のアラートは表示されません。
OKをクリックすると、以下のように2つの同じ変数が表示されているのがわかります。

AICC18_var2_010

以降は、データセットを変更していけば、複数のアートボードにあるオブジェクトを同時に差し替えていくことが可能になります。

AICC18_var2_011

同様に、テキストも再バインドすることで、ドキュメント上にある全てのオブジェクトが、データセットの選択のみで一括変更することが可能になります。

AICC18_var2_014

グラフの変数操作

グラフの場合は、CSVの二重リンクのような形になりますが、まずは、以下のような2つの表データがあったとします。

AICC18_var2_017

AICC18_var2_018

この2つの表データを、Illustratorで棒グラフにし、変数で瞬時に切り替えたい、という場合を想定します。
まずは、この2つの表データを事前にutf-8のCSVとして書き出しておき、更に、Illustratorのグラフをバインドする、以下のような別の表データを作成しておきます。

AICC18_var2_019

グラフの場合は、前回のブログでご紹介したとおり、項目名を「%」から書き始める必要がありますので、項目名は「%グラフ」とし、その下のセルには読み込みたいcsvデータのファイルパスを書き、このファイルもcsvで書き出しておきます。

次に、Illustratorに戻り、棒グラフツールでグラフを描きます。この時、数値を入力するウインドウが表示されますが、このウインドウには何も数字をいれずにそのまま閉じてかまいません。

AICC18_var2_020

次に、変数パネルで、上記の変数設定用のcsvを読み込み、グラフオブジェクトと変数名の両方を選択し、グラフを動的に設定、をクリックします。変数パネルのオブジェクトの列にグラフと表示されればバインドできたことになります。

AICC18_var2_021

あとは、データセットで選択すれば、瞬時にグラフの入れ替えを行うことが可能です。

AICC18_var2_023

ただし、グラフをよくみると、表データには含まれない棒グラフ(赤い枠)が生成されているのがわかります。

AICC18_var2_024

CSVをテキストエディタで見ると以下のようになっています。Numbersから書き出すcsvでバインド先がグラフの場合は、空白セルをそのまま列として認識するため、空の列に対してオブジェクトが生成されてしまうようです。

AICC18_var2_031

そこで、Numbersの場合、事前に空白セルが無いよう、以下のように不要な行列を削除してからcsvに書き出すか、テキストエディタで不要なカンマを手動で削除します。

AICC18_var2_032

Illustratorに取り込むと、以下のようにCSVの通りにグラフが生成されます。

AICC18_var2_034

なお、第一列目が半角数字で始まるcsvを、変数としてグラフに取り込むと、第一列目を表の項目としてではなく、一つの列として認識するため、項目なしの棒グラフが1つできてしまいます。

AICC18_var2_036

この場合は手作業での修正になりますが、表データ上かテキストエディタ上で全角数字に書き換えて、変数の定義ファイル自体を再読み込みするか、またはIllustrator上でグラフの上で右クリックし、データを選択した後、第一列目に手動でダブルクォーテーションを追加すると、項目として認識するようになります。

AICC18_var2_040

なお、Illustratorのグラフ上で右クリックし、グラフのデータでダブルクォーテーションを直接手入力した場合、その後、変数パネルで他のデータセットを選択して、再度元のデータセットを選択し直すと、元の変数から値を読み込み直すことになるため、手入力したダブルクォーテーションは外れてしまいますので、この場合は元のcsvを修正しておく方がいいでしょう。
また、グラフもテキストや画像と同じように、複数のグラフに同じ定義を割り当てることによって、別々のデザインで、同じ値を持ったグラフを複数同時に作成してくことが可能になります。

AICC18_var2_041


2回にわたってご紹介してきました変数のデータ結合ですが、今後の制作ワークフローを左右する非常に重要な機能だと思います。 現時点で変数でコントロールできるのは、文字、画像、グラフと、レイヤーの表示非表示になりますが、今後この変数でコントロールできる機能が増えてくると、Illustrator上でのワークフローはかなり変わってくると思いますので、まずは一度試しに使ってみてください。

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