「詳細な造作」を選択すると、マスクパス内にある目、眉毛、瞳孔、鼻の頭、口の位置などを検出し、造作を測定しトラックポイントを作成します。このトラックポイントは、AfterEffects CC 2015でプレビュー版として採用されている、Adobe Character Animator でトラッキングデータを使用する場合に必要になります。
顔に対してマスクパスを作成し、顔の輪郭の動きにマスクパスを追随させる場合には、従来の「マスクをトラック」の機能よりもこの機能の方がいいかと思います。ただ、この機能の本当の目的は、目や鼻などの微妙な動きからトラッキングデータを取得し、Adobe Character Animator と組み合わせて、アニメーションの動きを作成することに利用するとベストになるかと思いますので、この辺りの機能は追ってご紹介していきたいと思います。